Special Interview at MIDORIKAWA RYOアトリエ

…ミステリアスなベールに包まれたシューズブランド

ミドリカワリョウ

そして特徴的なアッパーホールド構造が目を惹くモデル

“HOVER”

この春

ブルーナボイン直営店がプッシュする

スペシャルシューズフィーチャーイベントを3店舗ツアーで開催します

MIDORIKAWA RYOコレクションカラー

＊BLUE

＊BLK

に加え

今回イベントに合わせて特別制作

ブルーナボイン直営店別注スペシャルカラースキーム

＊TRCが登場!!

ブランドと作り手のアウトライン

そして何よりプロダクトの解説

その秘密と魅力を深掘りすべく

BNB直営店スタッフがミドリカワリョウデザイナーにインタビューを敢行

個性あふれるデザインは革靴ともスニーカーとも違う

未体験ゾーンな履き心地を持つ唯一無二の存在感

その全容は本編を是非ご覧ください!!

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MIDORIKAWA RYO (以下：MR)

ブルーナボイン(以下：BNB)

BNB：ブランドとして デザイナーとしての原点は？

MR：前職(靴メイカーの営業職)を勤めながら

独学で靴づくりを始めて 基本は営業職ですので外回りが勿論メインなんですけど

中の仕事も色々手伝いながらやっていて それこそ木型も削りましたし、ヒールの釘打ちとか本当に様々な…

そこでの経験があって

自然と靴作りのノウハウが身に付いた感じです

今アトリエを構えさせてもらってる代理店での経験も大きかったです

BNB: 緑川氏の作品が放つ独創性やアイデアの数々はどうやって生み出しているのか？

MR：僕の場合…

デザインにおいては絵を描いたりパターン引いたりではなく

手を動かし 形を探していくっていう作業がメイン

靴は凄く複雑な立体の塊で内側と外側も非対称 紙では拾う限界があると思い

木型をベースに最初は薄紙から 徐々に精度を上げ…厚紙に落とし込みグレーディング…まぁそんな流れです

まとめると

設計図段階で練り上げるのではなく 実際に作りつつ完成形を導き出すという感じです

1番最初に作ったのは今回のHOVERにも採用している

独自のアッパーホールドシステムを持つ別モデル

スリッポンの様な履き心地と絶妙なホールド感を両立しつつ

デザイン面での特徴も兼ねた靴の全体像を司る頭脳的存在

これだけはブランド始める前からコツコツ続けてもう10年になると思います

どうやったら世に出せるモノになるのか と自問自答しつつ製作を続けていました

エラスティックバンド部分の編み方も実は自分で考え出したオリジナルの編み方で

デザイン性と機能性がリンクして完成した意匠です

アッパーを2パーツだけで構成している面も含めて

限界までミニマムに削ぎ落とし突き詰め いかに構成するパーツ数を抑え

理に敵った事が出来るかという事を模索しながらブラッシュアップしています

BNB：”HOVER”というモデルについて

MR：このHOVERに関しては上記のホールドシステムを組み入れながら

ミッドソールからアウトソールへの連なり

アッパーにもスケートシューズの様なボリューム感を持たせた

どこか近未来感のあるスリッポンスニーカー的なイメージ

ネーミングの着想はホバークラフトで

まるで浮いているようなデザイン そして浮遊感ある履き心地からダブルミーニングでの命名です

構造面のトピックはいくつかあるんですが

まず足の甲側 タン部分のパディング

中に仕込んでいるのはウェットスーツのウレタン素材

履き込んでも崩れず 形を保持してくれ内側のフィット感が保てます

踵側はフカフカした素材で(また違うマテリアルを採用) 

包み込む様なフィッティングを感じていただけるかと思います

底付けを含む 製法に関しては

既存の靴製法をアレンジして派生したMIRORIKAWA RYO的オリジナル製法

バンパーガードの様に巻き込む構造で

シートベルトウェビング素材がアッパーとミッドソールを接合し

マッドガードライクな構造学的保護要素に加え エクステリア面でのアクセントになっています

アウトソールはハイドロストッパー

(恐らく30〜40年前 バブル期に作られた希少で凝ったパターンの金型を用いたもの)

ブランドを始めた当初

良いソールがないかなと日本の靴作りの聖地 浅草を回っていた時に見つけたソールです

ヨーロッパ製にはない感覚で日本的な要素も入りつつ…ギラっとしてる生々しさみたいなものもテクスチャーに感じられ

本当に良いソールです

何より誰も(何処も)用いていない!! 点がお気に入り

もちろん全ての消耗パーツは交換修理対応可能で

お修理も含め末長く愛していただければ嬉しいです

BNB：今回のスペシャルカラー＊TRCにおいて

ブルーナボイン直営店側からのオーダーとしては

某オレゴン発スポーツシューメイカー不朽の名作をイメージしつつ

すこしだけツイストを効かせたトリコロールの配色…というところが発案のルーツでした

そこからディスカッションやサンプリングを重ねてこの着地…

素晴らしい完成度で僕達スタッフの予想を良い意味で超えて来ましたが

緑川氏的にはいかがですか？

MR：綺麗な配色ですよね

フランスの飛行機みたいで。絶妙なバランスで立ってる

インソールのブルーも気持ちいいブルーで気に入っています

ブルーは色出しが特に難しく

ですが これはとても綺麗なブルーを出せたと思います

BNB：サイズ選びについて

今回

25cm 26cm 27cm 28cm 基本4サイズのサンプルを揃え

＊BLUE

＊BLACK

＊TRC(別注トリコロール)

3種類のカラーからお好みのサイズでのオーダをいただけます

※ハーフサイズ受注製作も可能(応相談)

※25.5cm,26.5cmのサンプルも有ります

正直サイズの正解が人によって違う靴だなと感じます

MR：はい。その通りですね

このモデルに関してはそこまで厳密じゃなくても良いと考えています

設計上

内側に仕込んだスポンジの圧迫と編み込みシステムの伸縮がある事で

足のむくみなどの変化へも柔軟に対応出来ます

是非試着してもらってフィーリングとかファッションに合わせ

全体のバランスも含めて気持ち良いと感じるフィットを

直感信じて探って見つけていただければと思います

代官山店からスタートして

大阪店

神戸阪急店

ブルーナボイン直営店を

1ヶ月間で3店舗巡回するイベント

詳細は下記ご確認の上

ご不明点などは各店舗までお問い合わせください

【MIDORIKAWA RYO HOVER ORDER EVENT】

＊BLUE

＊BLK

＊TRC(イベント限定BNB別注色)

3バリエーションのカラーから

25cm 26cm 27cm 28cm

サンプルを用意した上記の基本4サイズより

お好みのサイズでのオーダをいただけます

※レディースサイズ・ハーフサイズも受注製作可能(応相談 23cm〜28.5cm)

※25.5cm,26.5cmサンプルもご用意が有ります

※29cm以上は応相談(デザイナーに要確認)

プライス：

￥45,000(+tax)

納期：2023年6月上旬頃目安に順次お渡し予定

受注数により納期若干変動の可能性あり

詳細は会場にてお問い合わせください

支払い方法：

オーダー時半金以上をデポジット(お預かり金)としてお支払いください

納品時に残金お支払いとなります(代官山店/大阪店のみ)

※ 神戸阪急店は注文時全額でのお支払いのみとなります

現金/クレジット/各種電子マネー使用可能

各店開催スケジュール：

▶︎3月4日(土) 〜 3月12日(日) 

ブルーナボイン代官山店

TEL：03-5728-3766

※7日(火)は店舗休業日

▶︎3月18日(土) 〜 3月26日(日) 

ブルーナボイン大阪店

TEL：06-6213-1188

※22日(水)は店舗休業日

▶︎4月1日(土) 〜 4月9日(日)

ブルーナボイン神戸阪急店

新館3F Hankyu Mode Kobe

TEL：078-200-7377 (店舗直通)

皆様のご来場を楽しみにお待ちしております

BRÚ NA BÓINNE

直営店STAFF 一同

“SMILE SOUL & FASHION”