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2022.08.19
【職人による美しい手仕事 Vol.3】
【生地 昔ながらの手法と希少な織り機により生まれる古き良きローテクファブリック】
ブルーナボインの定番デニムは
旧式力織機で織り上げたセルビッヂデニムを用いる
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米綿の糸を仕込んだ木製のシャトルが経糸の間を左右に行き交う事で緯糸を挿入する製法は
高速化に限界があるが 効率と引き換えに 代え難い風合いと味が魅力ある生地が織れる
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しかし
年代物の希少な機械はこまめなメンテナンスが必須
操作も熟練の職人が管理しながらでないと本領を発揮できないアナログなもの
最新鋭の織機に比べれば遥かにゆっくりと生み出されるデニム生地
ブルーナボインの屋台骨を支える
安定感のあるクオリティと
継続量産する事で高いコストパフォーマンスを目指したもの
目立つ派手さやスペシャル感こそ少ないものの
セルビッヂデニムのあるべき姿 押さえるべきポイントをしっかりと踏襲した
スタンダードでベーシックな
言葉通り デニムコレクションの基礎になるファブリックとして開発 生産されている
もちろん
定番ラインだけでなく
コレクションラインのデニム達もこの生地をキャンバスと捉えて創られる
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【縫製へのこだわりと信頼関係】
『縫いしろへの着目』
色落ちが注目されるデニムの世界
染めや織りで現れる インディゴのフェードやタテ落ちが
デニムの大きな魅力のひとつ
加えて注目したのが
縫製部分周辺
各パーツや構造の生地同士が折り重なる箇所
そこへ生まれるアタリの表情
全て含めて見える景色が整ってこそ
ブルーナボインの考える美しいデニムの経年変化となる
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デザイナーが力を注いだのは見えない部分 = 縫いしろ = 余白
最も良いアタリが浮き出る様に逆算し
箇所ごとにミリ単位で設定した設計を
高いレベルで現実化出来るのは
生産工場 職人の深い理解と高い技術があればこそ
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どれだけ重ねるか どれだけ余らせるか どのピッチで糸を走らせるか
細部にまで意識を走らせ魂を込める
縫製自体の品質や指示だけでなく 関わる全ての人の気持ちが注がれるからこそ生まれる表情
各部分の設計に応じて
ラッパと呼ばれる巻き縫い用のミシンアタッチメントも特注品が用意されている
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【エージング加工技術】
デニムの加工を世界に先駆けて行ったと言われ
その技術は世界を見ても群を抜く 岡山県 児島
優秀で素晴らしい技術を持ち この場所でしか実現しない工場があり 人が居る
もちろんブルーナボインのデニム加工にも
児島の高い技術とノウハウが息づいている
定番デニムのAG(エージング)シリーズでは
ナチュラルな仕上げ 環境にも配慮した洗い加工と
ソフトでワザとらしさのない擦り加工を施していただいている
リアルに穿き込んだ表情を求めながら
生地には極力負担を与えず ダメージも少なく
そこにはオートメーションの行程など一切なく
全て手作業で完結される
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【仕上げ】
加工や洗いを済ませたデニムをタンブラー乾燥機で仕上げると
効率的ではあるが 折角程よいテンションで織り上げたシャトルデニムの良さが損なわれるので
全て天日乾燥にて
デニム本来の表情と優しい風合いを活かした仕上がりとしている
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【てんとう虫の刺繍と楽しい仕掛け】
ブルーナボインのアイコンにもなっているてんとう虫の刺繍
インディゴブルーに赤という
5ポケットデニムのアイコン的なバランスを独自に解釈を置き換えたもの
いわゆるジーンズらしい風景を持ちながら
近くに寄って見ると クスッと笑える遊び心
細部に渡り 本気で追い求めるクオリティと合わせて
これもブルーナボインが大切にするひとつのピース
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てんとう虫は普段は見えないポケット生地(スレーキ)へも大胆に配される
持ち主へ幸せが訪れる様にとデザイナーが想いを込めたストーリー
打ち抜きリベットには『笑門来福』の文字
ネオバボタンは日本古来の良さを持つ銅メッキの真鍮製
釦リベット足には『桜文様』
打ち抜きリベット足には『招き猫』
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MADE IN JAPAN = 日本のモノツクリのプライドをブルーナボインらしい表現で誇示するディテールの数々