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2024.11.07

Specialpage【vol.14】

「銘品開拓」

ーーオンラインストアのトップページのバナーにもありますけど、代官山店と大阪店でイベントやるんですね。

德田 そうなんです。「銘品開拓」っていう、いままでとはちょっと趣向の違うイベントを企画してて。

ーー具体的にはどんなイベントなんですか?

德田 ブルーナボインってセールをしないでしょ。だからたとえそのシーズン中にコレクションラインのアイテムが売り切れなくても、アーカイブとして新作と同じようにちゃんとストックしててね。で、今回はそのアーカイブの中でも2018年の秋冬コレクションにスポットを当てたポップアップを開催しようかと。

ーー2018年の秋冬って、どんなテーマでしたっけ?

德田 「自由と開拓」。漢字とかを刺繍した、度肝抜くようなデニムがあったシーズン(笑)。

ーーあー! ありましたね。憶えてます。でもあのデニム、いまあったら海外の人にめちゃくちゃウケそうですけど。でもまた、どうして2018年の秋冬なんですか?

德田 アーカイブとか当時のルックブックをパラパラ見てて思ったの。「自由と開拓」のアイテム、今期のコレクションラインとめちゃくちゃ相性いいんちゃう!? って。で、ちょっと切り貼りしてコラージュみたいなことをやってみたら、「やっぱり!」ってなって。

ーーあ、もしかして今回のバナーも?

德田 そうそう。コーディネートとして違和感ないでしょ?

ーーないどころか、むしろバッチリ、ハマってますよね(笑)。

辻󠄀 自分でつくっといて、自分で言うのもおかしいけど、ブルーナボインって時代とか流行を反映させたものづくりしてないからね(笑)。まあ、その時々の気分とかはあるかもしれんけど、どのアイテムも何年経っても出番あると思いますよ。

ーー辻󠄀さんは昔から、ずーっと着続けてるアイテムってあるんですか?

辻󠄀 そんなんいっぱいあるよ。

ーー例えば?

辻󠄀 ちょっとスグには思い出されへんけど、初めてつくった初代アランジャケットはいまでも着続けてる。グリーンの革の。

ーーあー、なんとなく見覚えあります。たまに雑誌で着たりしてましたよね?

辻󠄀 そうそう。

ーーいまのと違うんですか?

辻󠄀 デザインは一緒やけど、革の鞣しが違うのよ。ホースレザーっていうのは同じやけど、当時はタンニン鞣しじゃなくてクローム鞣しの革を使ってた。

ーー德田さんはなにかありますか?

德田 私もたくさんあるんだけど、もう20年ぐらい前かな。シルクのベルベットでつくったジャケットがあって、それはいまでも大切にしてる。あとはデニム類。初代のハッピーデニムとかいまでも穿いてるし。

ーーそう思うと、アランジャケットはいまではブルーナボインの代名詞的なレザージャケットになりましたし、ハッピーデニムも何回か復刻されてますし、確かに時代とか流行関係なく長く着れるアイテムは多いですね。

德田 もちろん、2018年秋冬の全アイテムをストックしてるわけじゃないけど、6年経って改めて見てみると、逆に新鮮な見え方したりして面白いしね。

ーーそれこそここ2~3年でブルーナボインを知った新規のお客さんにとっては、ある意味オール新作ですもんね。

辻󠄀 だから今回の「銘品開拓」イベントで、もしサイズと気分に合うアイテムが見つかったら、めちゃくちゃラッキーやと思うよ。

德田 素材とか職人さんの都合とかで、いまでは簡単につくれないアイテムも結構あるしね。

ーー「自由と開拓」以外のアイテムもあったりするんですか?

德田 他シーズンのアーカイブも、ちょっとあります。

辻󠄀 カシミアのムートンのあれも、チラッと見かけたような…。

ーーえ、あの伝説のMA-1タイプのアウターですか?

辻󠄀 そうそう。あれはひと目見るだけでも値打ちあると思うわ。

ーーこういうアーカイブの企画って、今回が初めてなんですか?

辻󠄀 イベントとしては初めてなんですけど、実は東京に直営店つくった当初に似たような試みをしたことがあって。

ーー ということは、いまの代官山店に移転する前の店ですか?

辻󠄀 そうそう。ワインセラーみたいな部屋をつくろうって。

ーーどういうことですか?

辻󠄀 アーカイブって、もともとは公的な記録とか資料の保管所っていう意味なんです。で、ワインを熟成させるようなノリで、その部屋にちょっとずつアイテムを残していって、いつかヴィンテージとして販売しようと思って。

ーー実際にその部屋はつくったんですか?

辻󠄀 もちろん。ちっちゃい窓付けてね。お客さんにはそこから中を覗いてもらって、気になる商品があったらセラーから出してくるみたいなことをやってた。

ーーめちゃくちゃ面白いじゃないですか。

辻󠄀 せやろ。10年ぐらいはやってたんちゃうかな。あんまり浸透しなかったけど(笑)。

ーーということは、今回は2018年秋冬仕込みのワインの一部を、セラーから出してきて見やすく並べてもらえるって感じですね。

辻󠄀 うまいこと言うね~(笑)。

ーーちなみに名古屋店ではやらないんですか?

德田 よくぞ聞いてくれました! やるんですけど、せっかく名古屋に直営店ができたので、もう少し大きなスケールで銘品を開拓していただこうかと思っております。

ーーと、いいますと?

德田 11月28日からラシックでポップアップを予定しててね。今回名古屋店にはアーカイブだけをズラーッと並べようかと思ってて。

ーー「自由と開拓」以外のアーカイブもですか?

德田 もちろん。だからある意味、ブルーナボインのヒストリーが名古屋店に並ぶ、みたいな。でラシックでは「平凡」をテーマにした今シーズンのアイテムをビシッと揃えてね。

ーーそれは名古屋店とラシックをハシゴしないとあきませんね。

辻󠄀 掘り出しもんいっぱいあると思うよ。お年玉あったらボクが買いに行きたいぐらいやもん(笑)。

德田 まずは11月8日、明日の金曜日からですね。代官山店と大阪店で銘品開拓してください!

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